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住宅コラム

部屋の広さや数、外観や内観、収納の数、スタイリッシュな水回り…「理想の家」に求めるものは、1人ひとり違います。住宅雑誌に載っているような素敵な家が、必ずしも自分にとって住みやすい家であるとは限りません。だからこそ、自分の理想が叶う注文住宅を建てる際は、そのメリットである自由度の高さゆえに頭を悩ませる方も多いと思います。

そこで、注文住宅を建てるにあたり「どんな家にすれば良いか」と迷ったら、少し視点を変えてみてはいかがでしょうか。「良い家」を考えるのではなく、「避けたい家」を先に考える、という発想の転換です。

良い家は1人ひとり違いますが、「失敗した」と感じるポイントは、意外と個人差が少ないもの。まずは家を建てた人が住んでみて後悔したポイントをチェックし、そこから建てたい家を考える、という方法もおすすめですよ。

今回は、注文住宅を建てた方が「失敗した!」と感じやすい事例と、改善案をご紹介。後悔しない家づくりのために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

事例1:大型収納スペースを2階のみにしてしまい、物の上げ下ろしが大変に

2階建て以上の住宅を建てる際、1階を来客スペースに、2階から上を生活スペースに、と考える方が多いと思います。その時、お客様の目につく1階には生活感が出る収納スペースを設けたくない、と考えがちですよね。

しかし収納スペースを1つの階に集約してしまうと、物を出し入れする際に階段を上り下りしなければならないことが多くなり、かなり負担が大きくなります。住み始めたばかりの若い頃は良いかもしれませんが、年齢を重ねると負担も倍増。よほどの理由がなければ、収納スペースは各階に設けた方が無難です。

事例2:部屋数が多すぎて、持て余す

子育て家族に多い住宅のお悩みが、部屋数に関するもの。思春期の子供には自室を持たせてあげたい、との親心から、家族の人数と同じだけの部屋数を設ける家族は多いと思います。部屋数が多いとそれだけ掃除にも時間が掛かり、維持が大変です。また子供が小さいうちは、安全面から見ても完全に個室を与えてしまうのは不安がありますよね。

仕切りの壁を増やすリフォームは、壁を取り除く工事に比べ比較的簡単な場合が多いです。初めから部屋を細かく仕切る間取りにするのではなく、リフォームを前提とし部屋数の少ない大部屋の間取りとしても良いかもしれません。

5年後、10年後の生活も見据えた住宅設計を

家を建てる時は、今現在の生活を軸に考える場合が多いでしょう。しかし5年、10年と暮らしていくうちに、初めにはわからなかった問題が現れてくるかもしれません。

工務店の中には、家を建てる時だけでなく、建てた後の暮らし方も重視して家づくりを行っているところもあります。例えば岐阜にある「やまぜんホームズ」は” 十年先もお宅でお会いしましょう。”という理念を掲げ、その家で暮らす家族の将来を見据えた注文住宅の建築を行っています。建ててから「失敗した」と思わないためには、このように長期に渡る暮らし方まで考え、設計の相談に乗ってくれる工務店に建設を依頼すると良いですよ。

家は今現在の家族の生活を支えるものであるだけでなく、将来的には子供たちの帰ってくる場所になります。ぜひ長い目で暮らし方を考えて、後悔のない家を建ててくださいね。

日々を快適に過ごすために、家にこだわることは大切です。毎日の長い時間を過ごす自宅は、いつでもリラックスでき、かつストレスフリーに生活できるよう設計することが望ましいです。一般的に、お金をかけることによって良いものを得やすくなります。住宅においても例外ではありません。自分にとって、そして家族にとって最善の家を得たいと考える場合は、住宅の建築価格よりも設計を重視するべきと言えます。

住宅の満足度に大きく関わる3つの要素

住宅は、間取り、設備、建具の3つの要素が住まいの満足度に大きく影響すると言われています。この3つの要素に予算をかけることで、より魅力的な住宅を追求できるともいえるでしょう。設計時には特に注目しましょう。価格はさておき、まずは自分や家族にあった間取りや設備、建具について、最適な設計を考えてみることをおすすめします。

1.間取り

家の間取りは、敷地の広さにあわせて工夫されることから価格が変わる要素にならないと考えられがちです。しかし、広さだけではなく、部屋数や収納数を増やすほどコストが上がります。基本的にはシンプルな構造の住宅ほど費用が安く、複雑な構造の住宅ほど費用が高くなる仕組みです。機能性を高める工夫を取り入れることでも価格は上がります。お金をかければ、家族全員分の個室を設け、かつ収納を増やすことが可能です。さらに、動線を最大限に意識した間取りも実現できます。

2.設備

住宅設備に関しては、お金をかけるほどに性能が良く新しいものを多く取り入れられます。例えば、同じ浴室換気乾燥機でも、最低限の機能のみ搭載されているものを使うのか、多くの便利な機能が搭載されているものを使うのかによって費用に差が出ます。より生活の快適性を求めるのであれば、幅広い機能を備えたものがおすすめされます。特に、家族全員が使用するキッチンやバスルーム、リビングに最新の設備を導入するかどうかは、暮らしの快適さに大きく関わります。使わない機能を備えた設備を導入する必要はないものの、日々の暮らしを考えてあったら便利な設備や機能については調べておきましょう。

3.建具

建具とは、ドアや窓、サッシをはじめとした部屋と部屋の間に取り付ける仕切りを指します。内装のデザイン性にも関わる部分であるため、気になる方はとことんこだわりたいと考える部分です。建具には、既製品ではなくオーダーメイド品を使えることがあります。当然ながら費用は高くなりますが、デザインやカラーなど、住宅の雰囲気にあわせた建具を用意することで、より室内のデザイン性を高められ、オシャレな部屋が完成します。

家を建てる時の価格相場は?

一般的に、住宅の建築にかける費用は1,000~4,000万円と言われています。幅があるのは、どれだけ家に対してお金をかけるか、人によって異なるためです。「とりあえず家を持ちたい」と考えれば費用を抑えた1,000万円の家を建てます。一方、快適性や暮らしやすさを追求したいと考えれば高い費用を支払ってでも4,000万円の家を建てます。4,000万円も費やすと、多くの希望を取り入れられます。家庭により家に費やせる費用に差はあるものの、予算は多めにとっておくことをおすすめします。

前述した間取り、設備、建具の他にも価格に関係する要素は様々です。例えば、4,000万円の家は、庭を作った場合にエクステリアにこだわったり、内装に使う壁紙や床材にこだわったりすることもできます。土地代にお金をかけて広大な土地を所有し、広い家を建てることも可能です。同じ広さの土地でも、立地が良い土地のほうが高額です。立地をとるか、住宅のデザインや性能をとるか、予算が少ないと悩んでしまうケースがほとんどですが、予算に余裕があれば、アクセスの良い駅に近い土地を購入し、かつデザインや性能に関してもより良いものを追求することができます。予算が大きいほど自由に、希望に近い家を建てやすくなり、暮らしの満足度アップにも繋がるでしょう。

ハウスメーカー選びも重要

どのような設計の住宅を建てられるかはハウスメーカーによっても左右されます。基本的にハウスメーカーによって、得意とする設計や工法、使う素材など、様々な部分に違いがあるためです。依頼できる住宅の平均的な価格帯にも違いがあり、デザインや性能にも関わってきます。家を建てる時はハウスメーカーについての情報を集めることも大切です。

IT社会と呼ばれる昨今、ほとんどの企業はインターネットを介して情報を発信しています。ハウスメーカーもホームページを持っていることがほとんどです。ホームページには、各ハウスメーカーの家づくりの特長や、建築した住宅の実例が掲載されています。高級邸宅を建てているこちらのハウスメーカーのように、より詳しい資料を発送してもらえるケースもあります。高額な費用をかけて建てる家だからこそ、建築が終わった後に後悔しないよう、慎重にハウスメーカーを選ぶ必要があります。気になっているハウスメーカーのホームページは一度目を通しておくことをおすすめします。施工を希望する場合も、まずは見積もりをとって、希望と費用が釣り合っているかについても確かめましょう。

更新日:2020/06/05

住宅は一生ものの買い物と言われるように、取引される金額が大きい点が特徴です。住み始めてから不備が見つかった場合、改修などには非常に大きな手間とコストがかかります。そのため、多くの方は住宅を作る際には様々な情報を集め、依頼するハウスメーカーを吟味します。

新築住宅を建てる際には、いくつか確認しておきたいことがあります。確認を怠ると、住む前のイメージと住み始めてからのギャップに悩まされることになりかねません。

家づくりで重視したい3つのこと

1.耐震性能
最も重要視したいことは耐震性能です。日本は地震が多い国であることはみなさんご存じでしょう。日本全国どの地域にいても地震とは無縁でいられません。仮に大規模な地震に見舞われたとしても、自宅が無事であれば避難所での生活を送る必要はありません。被災し、心身に負担のかかる時であっても、自宅で過ごせるだけで多少は心が休まります。

1994年の阪神淡路大震災では、1階部分を駐車場などにしたピロティ構造の住宅が潰れるなどの被害が相次いだため、長らく「ピロティ構造は圧壊のリスクがあり、危険な構造である」と考えられていました。しかしながら2011年の東日本大震災では、津波に見舞われても波の威力を上手く受け流し、流されずにすみました。これにより、津波被害や浸水被害が考えられる沿岸部や川の周辺では見直されています。住宅に関する情報は日夜変化しています。もっとも、適切な補強や柱や壁を十分数用意することで地震の揺れに強いピロティ構造もできます。そのため、特定の構造だから地震に弱い・強いということはほぼないと考えてよいでしょう。

2.生活導線
次に確認すべき点は、生活のしやすさに直結する導線確保です。デザイン性を重視したばかりに使い勝手の悪い家になってしまっては意味がありません。玄関やリビングといった部屋の配置、水道やコンセントの位置や数など考えるべき点は多岐に及びます。ガーデニングが楽しめるほど広い庭を作る予定であれば、屋外電灯用のコンセントの位置や水やりのためのシャワーホースの水源の位置なども考える必要があります。

他にも忘れがちなのが、廊下や階段の電源確保です。廊下にコンセントがないと、足元を照らす常夜灯などを設置したい場合には不便です。コンセントは多すぎて困ることはほぼありません。足元だけではなく、壁の高い位置や天井などにも用意しておくことで、後々家の中に、なにか電動のインテリアを設置する際に導入する商品の選択肢が広がります。

3.土地の特徴
同じ日本国内であっても、地域が違えば気候は大きく変化します。自然の脅威に負けない住宅を作るためには、その土地の気候に精通している地域密着型のハウスメーカーの利用をご検討ください。特に冬場に大量の雪が降る地域の場合、全国展開の大手ハウスメーカーでは建築を断られることがあります。

ローコスト住宅はどうして安い?

さまざまな要因があるため一概には言えませんが、ローコスト住宅は無駄を徹底的に省いているためコストがかからず、結果的にローコストになりやすい傾向があります。建設企業側の努力はもちろんのこと、施主の側も希望条件の取捨選択をすることでローコスト住宅でも納得のいく住宅を建てることができます。たとえば水回りの設備のグレードを下げるなど、必要な機能を有していることを前提にある程度室内設備のグレードをコントロールすることでさらに住宅にかかるコストを下げることができます。

更新日:

人生において、1、2を争うほどの大きな買い物がマイホームの建築です。多くの家庭では住宅ローンを利用するとはいえ、支払い総額はたいへん高額になります。加えて、建築したマイホームは長年にわたり、住み続けることがほとんどです。

このように、一生を過ごすことになるマイホームの建築には誰もが慎重になります。特に、 設備は日々の暮らしと密接な関係にあります。 毎日の暮らしやすさに直結する住宅内の設備は、マイホームを建築するうえで決して妥協できません。より良い暮らしを実現するために、ライフスタイルに合わせた便利な設備を導入しましょう。

住宅購入者が実際に導入し、便利だと感じた設備には、次のようなものがあります。住宅建築の際にご参照ください。

発電システム
太陽光やガスから電気を作る発電システムを導入することによって、電気代を抑えることができます。災害による停電時も、蓄えられている電気エネルギーを消費して、問題なく電気を使うことができます。特に太陽光発電は、環境汚染や地球温暖化の問題解決にも繋がる、環境に優しいシステムとして注目されています。光熱費が気になる方や環境問題意識の高い方はぜひとも導入したい設備です。

・オール電化
調理にはIHクッキングヒーターを使い、給湯には温水器を使うなど、本来はガスを使う部分もすべて電気でまかなう設備、それがオール電化です。こちらも光熱費の削減ができる設備として、多くの住宅購入者が導入に満足しています。オール電化住宅のメリットは光熱費が削減できる部分のみではありません。ガスを使わないため、ガス漏れなどの心配がありません。災害時に生活用水が使える点もメリットの1つとして数えられます。

・電動シャッター
防犯対策を気にする方におすすめです。リモコン操作で開閉することができるシャッターです。手動シャッターのように開閉の手間がかからない点がポイントです。防犯面に限らず、室内の防寒対策や夏場の防虫対策にも便利です。

・二重窓
北海道のような寒冷地では当たり前のように導入されている二重窓は、防寒対策の他にも様々な機能を有しています。窓が二重であることによって、近隣の物音が室内に届きにくくなります。寒さを防ぐ機能が注目されていますが、実は夏場の暑さを防ぐこともできます。エアコンなど、空調設備の稼働効率が高くなり、電気代の節約にも繋がります。

設備を充実させることで、自宅内で過ごす時間も充実したものになります。もちろん、設備の導入にはそれなりに費用がかかるため、便利な設備をすべてそろえることは難しいでしょう。建築費用との兼ね合いを考慮しつつ、ライフスタイルに合った便利な設備は積極的に導入していきましょう。

好みの設備を導入し、快適な住宅を作るならば、注文住宅の建築が最適です。注文住宅は、依頼主の発注を受けてから建築される住宅です。1からデザインに携わることができ、自由度の高い住宅を建てられます。建築までの期間が長く、費用も割高になりますが、快適さは建売住宅の比ではありません。

注文住宅には自由度が異なるフルオーダー住宅とセミオーダー住宅があります。建築できる住宅がフルオーダーかセミオーダーかは、建築を依頼するハウスメーカーによって異なります。より自由度の高い住宅を建てたい方は、フルオーダー住宅の建築を請け負っているハウスメーカーを選びましょう。

岩手県にあるハウスメーカー「ディアホーム」ならば、自由度の高いフルオーダー住宅の建築が可能です。岩手県に注文住宅の建築を検討している方は、ぜひディアホームに建築をご依頼ください。

Interior View Of Contemporary Lounge With Staircaseせっかく建てた注文住宅なら、家具にもこだわりを持ちたいとは思いませんか?ニトリやイケアなど、名の知れた家具屋に足を運べば、良質低価な家具を手に入れることができます。しかし、それでは個性が出ないので、せっかくならオーダーメイドのインテリア家具を、自分の理想のイメージに合わせて作るとよいものができるのでおすすめです。オーダーメイドのメリットは、住宅の部屋のスペースに合ったサイズのものを作ることができるので、自分の希望を叶えやすいです。

家具以外にも、部屋の雰囲気を左右するのが色です。注文住宅を建てる前に、ベースとなる色が一番部屋の印象を左右しますが、家具の色の調整ももちろん大切になってきます。カーテンやソファ、テーブルなど、天井や床以外の部分の色もベースとのバランスを考えて選びましょう。オレンジと茶色の組み合わせや、青や水色の組み合わせなど、近しい色で組み合わせていくと、部屋全体の統一感を出すことができます。

また、オーダーメイドの他にはDIYで家具作りを行うのもおすすめです。木材を購入して、テーブルやデスク、大きなものはソファやベッドも作ることができます。最近では、ホームセンターで加工を行ってくれるところもありますし、工具を貸してくれるお店なんてのもあるので、DIYに必要なものを全てご自分で揃えていなくても心配いりません。切ったり組付けたりしないでDIYできるインテリアだってあります。例えば、カーテンを作るなら、クリップハンガーを使って、好きな柄や色の布を使ってアレンジしてみるのがおすすめです。電気だって、LEDテープライトを使えば、好きな場所に貼れて間接照明に使えておすすめです。防水性なら水回りにも使えるので、理想のレイアウトにまた近づけることができます。

いかがでしたでしょうか。自分好みのインテリアで、理想の住宅を作ってみてください。

Dining room一戸建てを作る上でさまざまなメリットがあると思いますが「庭があること」はその一つだと思います。特に一戸建てを建てるということはこれから子供を育てていこうというご家庭だと思います。子供にとって庭は自然と触れあえたり、家族だけの行事を過ごすことのできる大切な場なのです。

田舎のご出身であればお庭が広かったご家庭も多いことでしょう。思い出はありませんか?私なども幼い頃に庭の隅の方でイチゴを育ててジャムを作ったり、夏は犬がわんわん吠える中で水まきしたり、あまり庭を意識したつもりはありませんが、庭での思い出はあります。

もちろん、そんな感傷的な話だけではなく、それ以外にも部屋から見える日常風景やプライバシーを守る目隠しなどの住居における機能というものもあります。それなのに、あまり力を入れていない住宅というのは多いのではないでしょうか。都心部の狭小住宅であれば分からなくもないのですが、郊外でそれなりの土地を購入するのであれば庭に手は抜かないで欲しいものです。

そんな戸建住宅において庭を大切に家づくりに取り組むのが福岡の注文住宅会社シンケンです。シンケンが家づくりでもっとも大切にしているのが自然を取り込むこと。太陽、空、風、樹木といった、自然を家のなかに取り込むことを大切にしています。だからこそ外構を重点的に設計しています。カーポートやアプローチ、デッキなどを単独で設計することなく、植木をうまく絡めて設計することを大切にしています。日照や通風、植栽、隣家の目線、景観、屋根の集熱効率など全てを計算して設計に落とし込めれば狭小住宅でも自然を感じる庭を造ることはできます。また、例えば、シンケンでは庭を造るために、例えば敷地に対して斜めに振って家を建てて、空いた敷地を庭にするなんてことも提案するようです。

家というと住居ばかりに目が行きがちですが、庭について再度検討してみる機会になれば幸いです。

「玄関に高い吹き抜けを用意して明るい雰囲気にしたい」「3階建てのおしゃれな家がいい」「広いルーフバルコニーをつけたい」…マイホームを建てるときにはさまざまなことをイメージするでしょう。もちろんそれは大事なことです。ただ、建物を建てるにはさまざまなルールがあります。地震が多い日本では、耐震強度について特に厳しいルールがあり、建築基準法を守らないと違法になってします。デザイン性と安全性、両方あわせ持った住まいにしたい…そんなときに頼れるのが建築士です。

建築士の仕事は、お客さんが持っているイメージの具現化に向けたサポート。希望をヒアリングしながら、それを実現するための具体的な計画を練っていきます。形や耐久性、材木の使い方などを計算し、時には予算内に収めるための節約アイデアなどを盛り込みながら設計していきます。

Architects working with blueprints in the office.

今の住環境に抱いている悩みも、建築士の手にかかれば解決できるかもしれません。狭小住宅なら空間を広々と使えるように設計する、高齢者がいるならバリアフリー設計にする、騒音の気になる地域なら静かに暮らせるような防音の設計を考えるなど、多彩なアイデアを出してくれるからです。建物を通して、安心して暮らせる環境を提供してくれる建築士。完成したマイホームを見たら、きっと建築士に感謝したくなるはずです。

建築士の資格には種類がいくつかあり、扱える仕事も変わってきます。1つ目が木造建築士。その名の通り、木造住宅をメインに扱っています。仕事が限定的なこともあって、全国に1万7,000人ほどしかいません。2つ目が二級建築士。建築士になりたい人はまずこの資格をめざします。二級建築士は全国に73万人おり、転職サイトでも二級建築士の求人や転職案件が数多くみられます。二級建築士をとり、ある程度の実務経験を積んだ人がキャリアアップをめざして取得するのが一級建築士。業界においては最上位の資格となっており、たくさんの建築士がこの資格をとるために努力しています。一級建築士は全国で34万人。二級建築士の半分以下となっていることからも分かる通り、なかなか厳しい道のようです。

Happy Attractive Young  Family watching the tablet将棋界を席巻中の藤井六段ですが、まだ中学生なのにどれだけ勝ち星を重ねるのかというぐらい連勝に次ぐ連勝です。そうした中、藤井四段が幼少期に受けたというモンテッソーリ教育や小さい頃に遊んでいた「キュボロ」という知育玩具も話題になりました。どこのお父さんお母さんも自分の子供を頭よくしたいみたいですね。個人的には頭がいいことよりも、人として正しい行いができる子になって欲しいと自分の子供には思いますが、それはさておき、家の勉強コーナーをちょっと工夫することで子どもの頭をよくすることができるというお話を今日はしたいと思います。

「リビング学習」って言葉をご存じでしょうか?知らない人も多いかとは思いますが、東大生の過半数がリビングで学習していたというアンケート結果が根拠らしいです。先日も東京大学の合格発表がありましたが、それを見ていてふとこのリビング学習を思い出した次第です。このリビング学習の根拠が東大生のアンケートだけのようですが、それ以外のリビング学習の根拠としては、「わからないところをすぐに質問できる」、「親が近くにいると安心して勉強に集中できる」、「親と会話が増えてコミュニケーション力がつく」などの利点もあるようです。

まず、リビング学習というものが頭がいいに直結するかどうかというのは、実際の所、東大生のアンケートだけでは根拠は弱いと思います。現に、リビング学習ではない人も東大にはいますし、それは他の大学のアンケートと比べたらどうなのでしょうか(そもそも、どの大学でラインを引くかは興味深いですが)。客観性には欠けるデータだけでリビングで学習すると頭がよくなるということを結論付けるのはどうやら早すぎるようです。そもそも、私自信もリビングで学習していましたが東大には入れませんでした(親は共働きだったのでリビングに誰もいませんでしたが)。

しかし、リビングで学習することが「わからないところをすぐに質問できる」などの利点があることは、頭がよくなるかどうかはさておき、合点がいきます。中高生になれば、子どもは自然と部屋にこもる時間が増えていきます。それまでに親子でコミュニケーションを取りやすい関係を築いておくということは先々いい方向に働くのではないでしょうか。

リビングで学習をさせるのではなく、学習をしやすいリビングを作るという考え方が大事なのかもしれません。通販で買える一生紀の学習チェアなら、成長に合わせて高さ調節可能なのでリビング置いておくだけで自然と子供が勉強するようになるかもしれません。リビングの景観を損なわないデザインというのもいいですね。

リビング学習自体は親子にいい関係をもたらしてくれるはずです。頭をよくする目的ではなく、コミュニケーションをとる目的で導入してみてはいかがでしょうか。

Messy Designer's Table with Project Plan and Tools注文住宅なら、家を建てる時も色々と考え抜いて作ったと思います。それは、リフォームを行う時でも同じです。まず、家を建てる時は子供も含めた生活を思い描き、作ることが普通でしょう。導線も、お互いに顔を合わせる機会を増やしたり、家族計画に応じた部屋数を用意したりなど、明るい未来を思い描き設計することは非常に楽しい経験だったと思います。それは、またリフォームの時にも同じ体験をすることでしょう。子供も大きくなって独立し、これkら夫婦二人の生活を送る時など、最初に家を建てた時とはまた違う生活を思い描いてリフォームを行うはずです。

リフォームで大切なのは、ああしたい、こうしたいだけでなく、それができるかできないかも大切です。また、実際にゼロから作るのと違って、既存の設計を生かした仕上がりというのは、思っていたものと多少なりとも違うということにはなりやすいものです。最近では、地方に、一軒丸ごとリフォームした家を展示し、こんな風になりますよと体験的にリフォーム後のイメージを持たせるような展示場もあるそうです。ただ、そこまで行くことを考えれば、見積もり段階である程度の出来上がりがイメージできるとありがたいというものです。

それを可能としたのが大手リフォーム会社のLIXILです。LIXILリフォームでは、「LRN版リフォームアクセル」という見積もり作成ツールで対応しております。現場に来たLIXILリフォームの人間が、キッチンやお風呂の3Dパースをその場で作成することが可能です。LIXILのリフォーム商品がデータとして組み込まれており、その場の風景に組み込み、パーツを変えればそれもそのまま見積もりに反映されるとあり、費用と出来上がりの関係性が分かりやすいと評判です。LIXILのリフォームサイトでは、これまでのリフォーム事例もたくさん確認できるので、リフォームをご検討であれば、LIXILで一度お見積りをしてもらうといいのではないでしょうか?

Lumberウッドデッキはエクステリアの中でも近年人気になってきました。「ウッド」というだけあって木が用いられていると思いきや、最近では人工木材を用いる方が人気みたいですね。そもそも、「木材」と「人工木材」って漢字を見る限りではどちらも「木材」のはずなのですが一体に何が違うのでしょうか。気になるので調べてみました。

人工木材は別名「樹脂木材」ともいい、プラスチックが混合されています。木といえば温かみのある素材というイメージが強いはずですが、温かみという印象については天然木材の方が圧勝です。「木は生きている」というように、実際に天然の木材は断熱性能が高いので、夏に熱で暑くなることもなければ、冬に冷気で冷えるということもないのです。逆にプラスチック混合の人工木材は、天然木材よりも熱くも冷たくもなりやすいものです。ただし、人工木材も改良がなされ、性能は様々です。一概に天然木材VS人工木材という括りで勝敗を決めることは難しいでしょう。

加工面では、人工木材は扱いやすいですが、同じぐらい天然木材のソフトウッドも柔らかくて扱いやすいです。実は天然木材にはソフトウッド/ハードウッドという2種類が存在し、ハードウッドになると文字通り「硬」すぎて素人のDIYでは手は出せないでしょう。専門の工具等も必要になるので業者向きの素材です。

メンテナンス面でも、天然木材はハードウッドならノーメンテナンスでもいけるのですが、ソフトウッドになると耐久性も低く、毎年の防腐・防虫加工は必須になります。これを怠るとすぐにボロボロになってしまうので大変です。天然木材はハード/ソフトの二種類がありますが施工・維持の二点でそれぞれに一長一短と言えます。その点、人工木材はノーメンテでも可能です。施工しやすくメンテナンスが楽という点では、やはり人工木材が扱いやすいといってもいいでしょう。

予算や維持費用などを考え、天然木材を使うか人工木材を使うかを検討するといいでしょう。