kaneyamaHOME

新築住宅を建てる時に確認しておきたいことは?

更新日:2020/06/05

住宅は一生ものの買い物と言われるように、取引される金額が大きい点が特徴です。住み始めてから不備が見つかった場合、改修などには非常に大きな手間とコストがかかります。そのため、多くの方は住宅を作る際には様々な情報を集め、依頼するハウスメーカーを吟味します。

新築住宅を建てる際には、いくつか確認しておきたいことがあります。確認を怠ると、住む前のイメージと住み始めてからのギャップに悩まされることになりかねません。

家づくりで重視したい3つのこと

1.耐震性能
最も重要視したいことは耐震性能です。日本は地震が多い国であることはみなさんご存じでしょう。日本全国どの地域にいても地震とは無縁でいられません。仮に大規模な地震に見舞われたとしても、自宅が無事であれば避難所での生活を送る必要はありません。被災し、心身に負担のかかる時であっても、自宅で過ごせるだけで多少は心が休まります。

1994年の阪神淡路大震災では、1階部分を駐車場などにしたピロティ構造の住宅が潰れるなどの被害が相次いだため、長らく「ピロティ構造は圧壊のリスクがあり、危険な構造である」と考えられていました。しかしながら2011年の東日本大震災では、津波に見舞われても波の威力を上手く受け流し、流されずにすみました。これにより、津波被害や浸水被害が考えられる沿岸部や川の周辺では見直されています。住宅に関する情報は日夜変化しています。もっとも、適切な補強や柱や壁を十分数用意することで地震の揺れに強いピロティ構造もできます。そのため、特定の構造だから地震に弱い・強いということはほぼないと考えてよいでしょう。

2.生活導線
次に確認すべき点は、生活のしやすさに直結する導線確保です。デザイン性を重視したばかりに使い勝手の悪い家になってしまっては意味がありません。玄関やリビングといった部屋の配置、水道やコンセントの位置や数など考えるべき点は多岐に及びます。ガーデニングが楽しめるほど広い庭を作る予定であれば、屋外電灯用のコンセントの位置や水やりのためのシャワーホースの水源の位置なども考える必要があります。

他にも忘れがちなのが、廊下や階段の電源確保です。廊下にコンセントがないと、足元を照らす常夜灯などを設置したい場合には不便です。コンセントは多すぎて困ることはほぼありません。足元だけではなく、壁の高い位置や天井などにも用意しておくことで、後々家の中に、なにか電動のインテリアを設置する際に導入する商品の選択肢が広がります。

3.土地の特徴
同じ日本国内であっても、地域が違えば気候は大きく変化します。自然の脅威に負けない住宅を作るためには、その土地の気候に精通している地域密着型のハウスメーカーの利用をご検討ください。特に冬場に大量の雪が降る地域の場合、全国展開の大手ハウスメーカーでは建築を断られることがあります。

ローコスト住宅はどうして安い?

さまざまな要因があるため一概には言えませんが、ローコスト住宅は無駄を徹底的に省いているためコストがかからず、結果的にローコストになりやすい傾向があります。建設企業側の努力はもちろんのこと、施主の側も希望条件の取捨選択をすることでローコスト住宅でも納得のいく住宅を建てることができます。たとえば水回りの設備のグレードを下げるなど、必要な機能を有していることを前提にある程度室内設備のグレードをコントロールすることでさらに住宅にかかるコストを下げることができます。