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注文住宅体験談

これからずっと住むのだから、注文住宅で、自分達の個性を活かした住宅を建てようと、施工主やその家族は張り切って住宅作りをスタートします。たくさんのこだわりと夢を持ってスタートするわけです。しかしながら、時間と共に色々な失敗に気がつき、後悔するものです。どんなにこだわって、時間をかけて、考えに考え抜いても、段々と失敗に気がつくのが普通です。

まず、かなり段取りよく全てが進んでいかないと、住宅を建て終わるまでにかなり時間がかかります。そして、2つ目には、自分の住宅が近所で一番最初、あるいは最初のうちに建てた場合、後になって状況が変わります。後に建つ隣の家や、裏の家の建ち方によってはせっかく採光を取ろうとして大きな窓を一面につけた事が、裏目に出てしまう場合もあります。近所の家の窓が向かい合うような形になってしまい、結局、採光を取ろうとした窓は厚いレースのカーテンやブラインドをしたままとなり、後悔の種となったりしたりします。

3つ目はコンセントの位置と数ですが、特にキッチンには色々な家電が置かれるので、コンセントの数も必要ですし、また高さも低い場所ばかりとか、高い場所ばかりとかでは使いやすくないのです。このように失敗談は結構あるものです。しかし、こればかりは建てて住んでみないとわからないものです。また時間と共に価値観は変わるものです。その時その時で慎重に対応していきましょう。

注文住宅というのは自分の理想通りに設計できて、自由に建てることができるので理想的でしょう。ですが、実際に家が建った時のことを想像しずに設計してしまうと大きな失敗を犯してしまい、後悔するはめにもなってしまいます。

注文住宅で気を付けたほうがいいのが、窓の位置です。窓が少なくても、窓の位置が悪くても家が暗くなってしまいますし、逆に窓をあまりつけすぎても、外から家の中が丸見えになってしまいます。よく、おしゃれに天井に小窓をつける人もいますが、小窓がついている部屋は夜になって明かりをつけると、部屋の中が窓のガラスを通して外から丸見えになってしまいます。小窓を付けるのであれば、夜はあまり使用しない寝室などにするといいでしょう。

また、家の中だけでなく外からも見栄えがいいように外壁と屋根の色も合わせるといいでしょう。色合いがアンバランスだと、せっかくの注文住宅もセンスのない家に見えてしまいます。注文住宅は自由な分、注文者側のセンスが問われるので、迷った時はハウスメーカーの人の支持を仰ぐのもいいのではないでしょうか。第三者の意見も取り入れながら行えば失敗は避けられますし、後悔しないように仕上がるでしょう。
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結婚してからいつかはマイホームを持つ事が夢でした。絶対一戸建て!これは譲れない条件でした。子供が小学校入学前に土地を探し、いい物件に出合い注文住宅を建てることになった時は一生分の願いが叶ったかのような気分でした。

注文住宅は自分の好みや望みに沿って建てられる反面、何から何まで選択の連続でした。間取りはもちろんのこと、外壁、屋根、サッシ、床の色や素材。キッチン、洗面所、バスルーム、トイレの設備内容。各箇所の電気器具。廊下、キッチン、トイレ、各部屋などの壁紙。100%納得のいく住宅は建てられる訳が無い。そう思っていても建てる段階では100%に限りなく近づけたいと夫婦で話合い意見が食い違うことも多々ありました。

完成して数年は全く感じなかったのに、子供が大きくなるにつれて1つ後悔したことがあります。それは子供部屋の壁紙です。入居当時、子供は幼児だったため可愛らしい部屋にしたくて天井は蓄光の星柄をあしらい、動物のボーダーを貼りました。壁紙なんてまた張り替えればいい、私が独断で決めたのですが中学生と高校生になった子供たちには色々お金がかかり張り替えのメドはたちません。これはちょっと予想外の失敗でした。

現在、注文住宅に住み始めて12年。そんな思い出も今では懐かしく、自分たちで作り上げた愛着に溢れる注文住宅の良さは永遠です。