これからずっと住むのだから、注文住宅で、自分達の個性を活かした住宅を建てようと、施工主やその家族は張り切って住宅作りをスタートします。たくさんのこだわりと夢を持ってスタートするわけです。しかしながら、時間と共に色々な失敗に気がつき、後悔するものです。どんなにこだわって、時間をかけて、考えに考え抜いても、段々と失敗に気がつくのが普通です。
まず、かなり段取りよく全てが進んでいかないと、住宅を建て終わるまでにかなり時間がかかります。そして、2つ目には、自分の住宅が近所で一番最初、あるいは最初のうちに建てた場合、後になって状況が変わります。後に建つ隣の家や、裏の家の建ち方によってはせっかく採光を取ろうとして大きな窓を一面につけた事が、裏目に出てしまう場合もあります。近所の家の窓が向かい合うような形になってしまい、結局、採光を取ろうとした窓は厚いレースのカーテンやブラインドをしたままとなり、後悔の種となったりしたりします。
3つ目はコンセントの位置と数ですが、特にキッチンには色々な家電が置かれるので、コンセントの数も必要ですし、また高さも低い場所ばかりとか、高い場所ばかりとかでは使いやすくないのです。このように失敗談は結構あるものです。しかし、こればかりは建てて住んでみないとわからないものです。また時間と共に価値観は変わるものです。その時その時で慎重に対応していきましょう。