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注文住宅を建てた際、後悔しやすいポイントとは?具体的な事例と改善案をご紹介

部屋の広さや数、外観や内観、収納の数、スタイリッシュな水回り…「理想の家」に求めるものは、1人ひとり違います。住宅雑誌に載っているような素敵な家が、必ずしも自分にとって住みやすい家であるとは限りません。だからこそ、自分の理想が叶う注文住宅を建てる際は、そのメリットである自由度の高さゆえに頭を悩ませる方も多いと思います。

そこで、注文住宅を建てるにあたり「どんな家にすれば良いか」と迷ったら、少し視点を変えてみてはいかがでしょうか。「良い家」を考えるのではなく、「避けたい家」を先に考える、という発想の転換です。

良い家は1人ひとり違いますが、「失敗した」と感じるポイントは、意外と個人差が少ないもの。まずは家を建てた人が住んでみて後悔したポイントをチェックし、そこから建てたい家を考える、という方法もおすすめですよ。

今回は、注文住宅を建てた方が「失敗した!」と感じやすい事例と、改善案をご紹介。後悔しない家づくりのために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

事例1:大型収納スペースを2階のみにしてしまい、物の上げ下ろしが大変に

2階建て以上の住宅を建てる際、1階を来客スペースに、2階から上を生活スペースに、と考える方が多いと思います。その時、お客様の目につく1階には生活感が出る収納スペースを設けたくない、と考えがちですよね。

しかし収納スペースを1つの階に集約してしまうと、物を出し入れする際に階段を上り下りしなければならないことが多くなり、かなり負担が大きくなります。住み始めたばかりの若い頃は良いかもしれませんが、年齢を重ねると負担も倍増。よほどの理由がなければ、収納スペースは各階に設けた方が無難です。

事例2:部屋数が多すぎて、持て余す

子育て家族に多い住宅のお悩みが、部屋数に関するもの。思春期の子供には自室を持たせてあげたい、との親心から、家族の人数と同じだけの部屋数を設ける家族は多いと思います。部屋数が多いとそれだけ掃除にも時間が掛かり、維持が大変です。また子供が小さいうちは、安全面から見ても完全に個室を与えてしまうのは不安がありますよね。

仕切りの壁を増やすリフォームは、壁を取り除く工事に比べ比較的簡単な場合が多いです。初めから部屋を細かく仕切る間取りにするのではなく、リフォームを前提とし部屋数の少ない大部屋の間取りとしても良いかもしれません。

5年後、10年後の生活も見据えた住宅設計を

家を建てる時は、今現在の生活を軸に考える場合が多いでしょう。しかし5年、10年と暮らしていくうちに、初めにはわからなかった問題が現れてくるかもしれません。

工務店の中には、家を建てる時だけでなく、建てた後の暮らし方も重視して家づくりを行っているところもあります。例えば岐阜にある「やまぜんホームズ」は” 十年先もお宅でお会いしましょう。”という理念を掲げ、その家で暮らす家族の将来を見据えた注文住宅の建築を行っています。建ててから「失敗した」と思わないためには、このように長期に渡る暮らし方まで考え、設計の相談に乗ってくれる工務店に建設を依頼すると良いですよ。

家は今現在の家族の生活を支えるものであるだけでなく、将来的には子供たちの帰ってくる場所になります。ぜひ長い目で暮らし方を考えて、後悔のない家を建ててくださいね。